【ゴー宣欄外名言 その27】
創作活動がわしの使命である。品質のいい作品を創ることしか、わしの生存理由はない。読者のために描く。読者が楽しむためだけに描く。天下国家のためを大義に、低レベルのものを出してたら、絶対見限られる。読者は常に恐ろしい。
(WiLL2010.7)
昨日配信の「小林よしのりライジング」のQ&Aに
「先週のさんま御殿でのむらしんぼ先生が言ってた「ジャンプ連載経験者でコロコロをぬるま湯と称した漫画家」が小林よしのりではないかと噂になってますが、これは事実でしょうか?
茶魔の前に描いた読み切りの評判が壊滅的だった、コロコロは侮れないと素直に語ってたよしりんがぬるま湯という言葉を使うとは思えないのですが…」
という質問があり、よしりん先生が
「馬鹿な事言うんじゃないよ。コロコロは熱湯だったよ。
必死で描いてたんだ。
『おぼっちゃまくん』のアイデア会議を担当久保氏と深夜、部屋の中を歩き回って徹夜でやってたんだぞ。
完全否定してくれ!」
と回答しています。
よしりん先生がコロコロを「ぬるま湯」と言うことなどありえないというのは、上の欄外名言など、いろんな機会によしりん先生が表明している制作姿勢からも明らかです。
ジャンプ連載経験者で、コロコロにも描いた漫画家は他にもいるのですが、コロコロでの作品が知られている人がよしりん先生しかいないため、こんな迷惑な憶測が流されるのでしょう。
コロコロを「ぬるま湯」と言った漫画家は、そうやってコロコロをナメていたために、コロコロで描いた作品は箸にも棒にもかからず、誰の記憶にも残らず、その人がコロコロで連載していたということすら、完全に忘れ去られているのです。
よしりん先生はコロコロを「熱湯」と認識し、毎回超真剣な死闘を繰り広げていたからこそ『おぼっちゃまくん』をヒットさせられたのです。
それなのに、コロコロをナメて、コロコロでヒットを出せなかった漫画家の暴言が、よしりん先生のものとして流通しているなんて、こんな理不尽な話はなく、怒りを禁じ得ません。
(もちろん、この話をしたのむらしんぼ氏が悪いわけではありませんので、念のため)